ComfyUI + Google Colab
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1. Google Colabクラウド環境での利用
実際に運用してみたが、Google Driveの容量アップ、ColabのPro版へアップしなければ、実用に耐えない。費用は年間2万円程度必要なので、やはり無料での実験環境はローカルインストールがベスト
※さらに、ComfyUIのCPU動作版を入れる方法も選択肢にあるが未検証
Google ColabではStable Diffusion WebUIは推奨されていないが、ComfyUIは実行可能
Google Colabは無料でも利用できますが軽めの運用が前提
小型モデル(SD1.5, SD2.1, Liteモデル)では動作するが、大型モデル(SDXLなど)VRAMが12GB以上必要なものはメモリ不足で動かない
約90分〜最大12時間で切断される
ComfyUIで高度なモデルを動かすためにはPro以上(約1200円以上/月)のサブスク契約が必要
参考
https://www.youtube.com/watch?v=tCNW1chaEAQ
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2. Google Colabの準備
2.1 共有サーバーの性能の制限
共有サーバーのため「容量」「速度」「GPUの種類や有無」などが、ユーザー数や時間帯によって変化する。
平日深夜・早朝(日本時間)が比較的快適。休日昼〜夜が混雑する。
2.2 Google Colab環境の準備
Googleアカウントにサインインした状態で以下URLにアクセス
https://gyazo.com/09c0c78ae9d374ed1d717a8d553c9203
ノートブック「Colabへようこそ」を開く。
https://gyazo.com/932d40c0f7ab7f9f9e4fabe13c8983ff
新しいノートブックを作成する。
ファイルメニュー > ドライブの新しいノートブック
https://gyazo.com/5fb4d7239216708cd71b99a0df19a530
ノートブック名を変更(任意)する。
https://gyazo.com/6cc53c2b868c4e458d4fff281a7dbc75
2.3 GPUの有効化
初期状態ではGPUが有効になっていない。
下図右の▼をクリックして、ランタイムのタイプを変更する。
https://gyazo.com/4708c23a77ca390b08c3afe18094b442
下図のT4GPUを選択する。
右下の保存ボタンをクリック。
https://gyazo.com/1f6a778f80f7b73a318b2da523128a96
2.4 利用環境の確認(UI)
https://gyazo.com/136fb0cc1b878c08a9e6e1c8a91c7d29
2.5 詳細な情報の確認(コマンド)
2.5.1 GPUの確認
!nvidia-smi ※コードにコピペして実行
下図からGPUはTesla T4、VRAMが約15GBであることが確認できる。
Pro以上の有料版ではさらに高性能なGPUを選択できる。
https://gyazo.com/2db82a063f8e8332f332c04e9455e8ff
2.5.2 CPUの確認
!cat /proc/cpuinfo
下図では、Intel(R) Xeon(R) CPU @ 2.00GHz、コア数1。
https://gyazo.com/d1427684d58af8b5d6c42f61549af2f0
2.5.3 メモリの確認
!free -h
下図ではメモリ12GB。
https://gyazo.com/328127a5ba3e3ea9d109a46a9666b0c6
2.5.4 ストレージの確認
!df -h
下図では113GB。
https://gyazo.com/2c639e39b30433e3ca1de442e66e9339
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3. ComfyUIのインストール
Google ColabでComfyUIを利用する方法は2つある。
方法① 自分で空のノードブックにインストール
方法② 他の人が作成したComfyUIをインストール済のノートブックデータをコピーして使う
今回は簡単に実験する方法を試したいので方法②のみ紹介する。
上記方法で実験成功した。
途中でエラー「ModuleNotFoundError: No module named 'av'」が起こったので、pip install av(PyAV というライブラリ)のインストールが必要だった。
環境準備は30分〜1時間程度。
https://gyazo.com/8309531cff24eda7d8d2dbbfaca0a2b2
初回起動時はライブラリインストールやモデルダウンロードが行われるため、ネット環境やモデルサイズにもよるが15分程度かかる。あまりに遅い(20分以上)場合は、なんらかの問題が発生している可能性があるので、セッションの再起動そして、再度実行する。
Google Colabはクラウド環境だが、ブラウザを閉じると非アクティブ状態が継続したと判断されてセッションが自動で切断される。Pro版は無料版よりも長くセッションを保持できるが無限ではない。
Google Colabのストレージ(100GB程度)はセッションが有効な状態にのみ利用可能な領域であり、セッションが切れると削除される。通常はGoogle Driveの上限15GBになる。つまり、セッションが切れても保存できる上限は少ない。Google Driveは¥3,480/年で100GB。
一度、起動に成功したが、2回目は下図のように起動できなかった。無料版ではやはり使用に耐えないのでPro版(約1,200円/月)以上の契約が必要。
Google DriveとColabのアップグレードで年間2万円程度必要。
https://gyazo.com/bd8fa65bd5db18e52dd89646457d4859
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